辞めることはいつでも出来るからこそ

今年も残すところ一日となりました。

スタジオは幸いにも4月の一ヶ月間お休みしただけで、今、こうして来年の発表会に向けてリハーサルが出来る事に感謝します。
皆様今年一年、本当にありがとうございました。

題にある「辞めることはいつでも出来る」「だからこそ後もう少し頑張ってみよう」
私が生徒にいつも話す事で、私自身の戒めにもなっている言葉です。

続けて行く事に比べれば
辞めることはある意味簡単。
辞めれば良いだけのこと。

しかし、諦めずに積み上げたものは、その人の生きて行く上で大きな力になる。
それはそう簡単には崩れない。その人の芯となり、それはとても強くてしなやかで美しい。

しかし言葉で言うのは簡単だけれど、様式美を極限まで追及するクラシックバレエは肉体的、精神的に相当な負担が掛かるのも事実。
だからこそやはり「コツコツ」基礎を積み上げて行くしかないのです。それは趣味の大人の方も、プロを目指すジュニアも量は違えど内容の質は一緒。
写真は先日の桑原先生の特別レッスン。
生徒達はワガノワバレエメソッドと言う普段接しない機会に大いに学びました。
飛んだり廻ったり、それは後から幾らでも出来る。ぶれない身体の強さを身につける。
それは、生きて行く上でも言えること。本質である。
一曲踊る中で終わりまで強い自分でいられたか?毎回毎回の自問自答。でもその先にはいつか自由に踊れる自分が待っているよ!さぁ来年も少し先を進みながら私もみんなと一緒に頑張ってみよう。